ジンバブエの窮状

Zimbabwe is back in the numismatic news.

このような出だしで始まる記事で、numismatic(貨幣の)という難しい単語の意味がわからなくても何をテーマとする話かはすぐに想像がつくでしょう。それ程ジンバブエで起きている超インフレの話は世界中を驚かせています。

昨年7月のジンバブエ政府による公式なインフレ率はなんと2億3千万パーセントですが、実情はそれ以上らしく、Cato Instituteという有名なアメリカのシンクタンクは10.2 quadrillion % と指摘しています。quadrillionは千兆なので、日本語にすると1京200兆パーセントになります。日本語でもほとんど聞いたことが無いような単位の数字ですね。

これに対応し、政府は8月にいわゆるデノミ(通貨単位の切り下げ)を行いました。しかし

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米三大自動車メーカーへの救済策の行方は

[空所A~Jを聴き取りましょう。各空所には一語入ります]
“It’s almost like seeing the guy ( A ) ( B ) at a soup kitchen in high hat and tuxedo.”
(シルクハットとタキシードで(貧困者のための)無料食堂に現れるようなものだ。)

このように国会議員に皮肉られたのは、アメリカ三大自動車メーカーのCEOたちです。彼らは、低迷する自社を何とか救おうと、救済策を求めて議会に現れたのですが登場の仕方が悪かったようです。

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日本の○○○は第二のWalkman?

For Westerners, it is the device that has launched a thousand (e__ ): the water closet, the loo, the john, the can.
[括弧内に適語を一語入れましょう。最初の文字は指定してあります。]
(西洋人にとって、それはたくさんの婉曲表現を世に出した装置だ:the water closet, the loo, the john, the canなどの。)

さてここで言う the device とは何のことでしょう。

英語の婉曲表現のどれかで気付かれたでしょうが、トイレのことです。日本は優れたトイレ製品で有名ですが、西洋人には珍しく思えるようでよく記事にしています。

例えばこんな感じです。

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不確実性の時代

アメリカに端を発する金融危機は、今や留まることなく世界中の株価を暴落させています。

1929年の世界大恐慌(Great Depression)に匹敵する規模の金融破綻だという声さえあります。今後どのような展開を見せるか、私たち一般市民は固唾を飲んで見守るしかない状況ですが、専門家たちは一連の動きと世界経済をどのように見ているのでしょうか。

Topsy-Turvy

これが世界の現状を表していると、この言葉をタイトルにして記事を書いた筆者は述べています。topsy-turvyは「あべこべの、逆さまの」という意味ですが、混乱の時代である今をうまく言い当てているかもしれません。こうした時代ではconventional wisdom(これまでの常識)が覆されています。例えば、今までだとアメリカ経済が景気後退すると大きな影響を受けていたダイヤモンド業界が、今年はかつてないほど好況です。アメリカ以外のemerging countries(新興国)やpetrodollar(オイルドラー)で潤う石油産出国で売り上げを伸ばしているからです。今回の金融危機にしても、今までなら1997年のアジア通貨危機のように発展途上国で起こっていたものです。20世紀を代表する経済学者ジョン・メイナード・ケインズはかつてこう言いました。[A、B、Cの括弧内に適当な一語を入れましょう。最初と最後の文字は指定してあります。]

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高いガソリン価格のメリットは…

ガソリンの高騰が止まりません。あまりの高さに、この夏休みのマイカー旅行を中止された方もいらっしゃるのではないでしょうか。

アメリカでも事情は似たようなものです。でも悪いことばかりでは無いようで、おかげで

Americans are ( A ) but they’re ( B ).

だそうです。ある調査によると、今年初めから5ヶ月間の交通事故死は昨年より9%下がり、州によっては20%以上下がったところもあります。特に10代のドライバーは、ガソリンが高くなるとなかなか手が出ないためか、運転を控えているようで、それが死亡率の低下につながっているようです。これは朗報かもしれません。

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人はガソリンで動く

さっそくですが、以下何と言っているでしょうか。

And [      ].

「そして今年最も意欲を出させるのは無料ガソリンです。」という意味ですが、無料ガソリンで何の意欲を出させようとしているのでしょう。実は、消費者が買い物をしたいという意欲です。

日本を含め世界中でガソリンの価格が高騰していることは最近のニュースでよく取り上げられています。食品などその他の商品の価格も上昇し、消費者の購買欲は下がる一方です。そんな消費者になんとか買ってもらおうと売る側は必死ですが、購買の動機付けとして、無料ガソリンをエサに使うところがアメリカでは増えています。

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2,000人と200人

現在の世界人口は約66億人と言われています。この膨大な数を確認した上で、2,000人と200人はどのように感じられるでしょうか。具体的にイメージが湧きやすい程度の数ではないでしょうか。座席数2,000のコンサートホールなどざらにあります。一学年の生徒数が200人くらいの学校もたくさんあります。今週取り上げた話題の中にこの2つの数字が出てきましたが、この数字が指すものは少し驚きです。

まず2,000人ですが、これは約7万年前の推定世界人口です。 最近の調査によると、アフリカを起原とする人類は、ひどい旱魃のために一時2,000人にまで減少し、絶滅寸前になったかもしれないとのことです。

Human beings may have had a (   A   ) with extinction 70,000 years ago.
[Aに入る適語を選んでください]
(1) batch  (2) brush  (3) bull  (4) burn

コンサートホールひとつに入るほどの人口に一度は減少した人類が、よく滅びずにここまで来たものだと思います。

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リヒテンシュタインはタックスヘイブン

For the head of the German Post Office, it wasn’t the mailman who came knocking. It was the police.
「ドイツポスト会長のところにノックしてやってきたのは、郵便配達人ではなく、警察だった。」
こんな出だしで何の話が始まると思いますか。

ドイツの富裕層への課税は相当厳しく、税金逃れで多くの金持ちがリヒテンシュタインに資産を預けているそうです。この国は守秘義務が厳しいため財産を隠し易く、今総額30億ポンドをsquirrel away(溜め込む)した脱税スキャンダルで捜査当局が動き、冒頭のドイツポストの会長も疑われているのです。

ドイツとしては国の大事な歳入がヨーロッパの小国(面積はロンドンの10分の1)に流れることを見逃すわけにいかず、今やリヒテンシュタインとeconomic warfareの状態です。スパイ行為などあらゆる手段を使って摘発に乗り出しています。

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A rose is a rose is a rose.

あれ、a roseが3つもある、と思われるかもしれませんが、これはアメリカの小説家Gertrude Steinの有名な言葉で「バラはバラで、それ以上でもそれ以下でもない」という意味です。それは当たり前のことですが、今後「バラはバラ以上」になるかもしれません。

貧しい国々には援助ではなく雇用を創出して生活を向上させようという動きがあります。そうした中International Fair Trade Associationという団体が、現地労働者の福利厚生に努力している会社の商品に「fair trade」 認定を与えています。今このfair trade認定商品を求める欧米の消費者が増えているそうです。

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株価が98%下落

米証券大手Bear Stearns は経営が悪化したため、米大手銀行JP Morganが緊急援助をしてbail out (救済)しました。これはサブプライムローン問題が原因とされていますが、この会社の救済前の株価は2ドルで最高値(171.51ドル)と比べると何と98.3%も下がったそうです。今から約10年前に日本でも大手証券会社が廃業したことがありましたが、アメリカでは生き延びたわけです。

アメリカのことだから対岸の火事だとは言っていられません。When the U.S. sneezes, the world catches a cold.(アメリカがくしゃみをすると、世界は風邪を引く)という有名な言葉もありますから、日本にも影響があるかもしれません。ところでJP Morganが緊急援助をしたのは・・・

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