Climategateの結末

皆さんはClimategateという言葉を聞いたことがありますか。地球温暖化について調査する科学者たちを巡るデータ捏造疑惑事件ですが、次のような経緯で起こりました。

[空所A~Fを聴き取りましょう。]

This was Climategate — thousands of e-mails ( A ) from the University of East Anglia server, ( B ) between scientists at the university’s influential Climate Research Unit.
(Climategateとは次のようなものだった。イースト・アングリア大学のサーバーから、多量のメールがハッキングされ、それはこの大学の影響力を持つ気候研究ユニットの科学者たちのやり取りだった。)

このようにして世の中に知れ渡ったメールの内容にさまざまな疑問が投げかけられました。その中でも科学者たちにとってダメージが大きかったのは次のようなメールです。

One of the most ( C ) e-mails was a discussion of a, quote, “( D )” in calculating the Earth’s temperatures.
(最も大きなダメージを与えたメールのひとつは、地球の気温を計算する際の「ごまかし」についてのやり取りだった。)

つまり、地球温暖化に関するデータは科学者が捏造したものなのではないかという疑いを持たせるようなメールがあったのです。ちなみにquoteは次に出てくる部分は引用だということを示す表現で、書き言葉と違ってクォーテーションマークを使えないニュース英語ではよく使われますので覚えておきましょう。

そこで、こうした疑惑に対し3つの第三者機関が問題になった科学者たちを調査したところ、結局全ての疑いは晴れました。しかし、一旦疑問が出るとその悪い噂を消すのは容易ではありません。現にある世論調査によると

A BBC media poll in February, after Climategate broke, showed that at least 50 percent of ( E ) now believe that man-made global warming is simply a theory that has not been ( F ).
(Climategate事件が明るみに出た後行われた2月のBBCによる世論調査では、今や少なくとも回答者の半分は、人間が地球温暖化を引き起こしているというのは、まだ完全に証明されていない理論に過ぎないと思っている。)

気象学者たちの間では地球温暖化は現実で、その大きな原因は化石燃料の使用であるというのが一致した見方のようですが、一般の人々がこのような状態ですと、温暖化対策の協力を得るには世間をもっと説得する必要があるかもしれません。Climategate事件の調査にあった機関のひとつはデータの情報公開が不十分だったと指摘しています。

もっとも今夏の暑さを実感した後では、否が応でも地球温暖化を信じざるを得ないという気分の人が多いでしょうが

正解:
A: hacked
B: exchanges
C: damaging
D: trick
E: respondents
F: conclusively proven
 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください