Bossnapの実態

0903_08“bossnap”という言葉を聞いたことがありますか。これはboss + kidnap(誘拐)で、上司を誘拐することを意味する新語です。何とも穏やかならざる言葉ですが、いったい何故上司を誘拐するのでしょう。

[空所A~Dを聴き取りましょう。]
Twenty-four (  A  ). No voluntary (  B  ). No pay (  C  ).
(解雇者24名。自主退職なし。賃金交渉不成立。)

景気低迷が続く中、あるブリュッセルの自動車販売店で上記のようなリストラが行なわれました。どう頑張っても収益が上げられない現状ではやむを得ないかもしれませんが、従業員としてはたまったものではありません。やり場の無い怒りを募らせた従業員たちが、鬱憤晴らしに行なっているのがbossnapなのです。

So for five hours, the local managers ( D ).
(そこで5時間の間、自動車販売店の上司が事務所に閉じ込められた。)

しかし誘拐したからと言って、身代金を要求するわけでもなく、単なる腹いせだったようです。

このような行為は初めてでなく、今年に入ってヨーロッパの様々な場所で起こっているようです。

It’s at least the ( E ) this year European workers have ( F ).
(ヨーロッパの労働者たちが上司を人質にしたのは、これで少なくとも今年7回目だ。)

労働者の不満を発散させる方法としては、デモやストライキよりましという声もある一方、フランスのサルコジ大統領などはこうした行為は許さないと明言しています。

上司に危害を加えることはありませんが、そもそもこうした怒りが無くなるよう早く景気が回復して欲しいものです。

 

正解:
A: job cuts
B: redundancies
C: deal
D: held in the office
E: seventh time
F: held their bosses hostage

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