日本で今年4月からメタボ検診が始まりましたね。健康診断のとき、40歳から74歳までの人々の腹囲を測って、基準を超えていたら程度に応じて生活改善指導を受けるというものです。政府の意図は、これで生活習慣病予備軍の人々の健康を向上させ、医療費を削減しようというものです。ところが、健康を気にし過ぎる人々が増えて、過剰投薬から医療費がかえって増えるのでではないかという意見もあります。現に設けられている腹囲の基準はかなり厳しく、ある尼崎在住の男性はメタボ検診でこんな体験をしました。
ハイブリッド胚で未来を開こう
医療の進歩が著しい昨今、注目されている医療技術のひとつにstem cell(幹細胞)を使ったものがあります。分裂後、最終的に肉体のどのようなパーツにもなり得るこの細胞は、アルツハイマー病を始めとする様々な病気の治療に使えると、大いに期待されています。ところがこの細胞を採取するには、胎児が必要で、人間の胎児を使うことの倫理性が議論されていることは皆さんご存知だと思います。
そんな中、今後需要が増える幹細胞を得る手段として、hybrid embryo(ハイブリッド胚)が登場してきました。このほど、このハイブリッド胚を作ることの是非がイギリス国会で討議され可決されました。
そもそもhybrid embryoとはどのようなものかというと、その製作過程は・・・・
A) The process involves [ ].
なのです。そして幹細胞を取ることが目的ですから
キムチ宇宙へ行く
キムチは韓国の食生活に欠かせないものです。日本でもお馴染みですが、本場の韓国に行くと、キムチピザ、キムチバーガーまであります。さらにキムチ冷蔵庫もあって、新婚カップルへのお祝いとして必須だそうです。そんなキムチを先月韓国初の宇宙飛行士が宇宙へ持参しました。
しかしそのまま宇宙に持って行くわけにはいきません。ご存知のようにキムチは発酵食品です。ということはバクテリアがうようよしているということです。もし宇宙の異なる環境でバクテリアが突然変異を起こして人間に害を及ぼしたら、などというB級SF映画に出てきそうなシーンを想像してしまいます。
そこで科学者たちは何百万ドルも費やして・・・
A) [放射線照射した無菌スペシャルキムチを開発した ]
のです。さらに
少量のビールは健康に良い
段々暖かくなると、仕事帰りや風呂上りのビールがおいしくなりますね。今まではアルコールは健康の敵というイメージが強かったのですが、最近はそうでもないようです。
フランス人がsaturated fat(飽和脂肪)の多い肉などを好んで食べるにもかかわらず、心臓病の罹患率が低いことから、フランス人がよく飲むワインが健康に良いことが分かっていますが、最近ではビールなどのアルコールもこの仲間に入る研究結果が出ています。
10年に及ぶ健康調査によると、男性ならグラスに1、2杯(1杯約355ml)、女性なら1杯のアルコールは全く飲まないよりかえって心臓に良いそうです。お酒が好きな人なら万々歳の調査結果ですが、飲まない人はどうでしょう。医師たちは次のように言っています。
“Few medical experts suggest that a non-drinker take up the habit just for the health benefits, when exercises and a good diet can produce similar benefits.”
この文の大意は次のどちらでしょうか?
チョコレートを少し食べて運動を少ししよう。
ある心理学者によると、昼間チョコレートを食べたくても我慢して控えると、その夜健康のためにしていた運動をしなくなる傾向があるそうです。理由は甘いものを控えるために必要なself-control は psychological muscle のようなものだからです。muscleなので何キロもマラソンをすると疲れるように、それは one that can simply become exhaustedで、The more you use the self-control muscle, the more tired it gets. (昔学校で一度は習ったthe+ 比較級、the +比較級です) だそうです。ですから、チョコレートを食べないように一生懸命頑張ると、夜運動する意志は消えうせることになります。
それなら、チョコレートを少し食べて、運動も少しすればバランスも取れ、極端に太ったりやせたりもしないことになりそうですが、どうでしょうか。