賞味期限と消費期限

皆さんは食品についている賞味期限と消費期限の違いをご存じでしょうか。またそれらは英語で何と言うのでしょう。まずは次の文を読んでみましょう。

(1)[空所に指定文字で始まる適語を1語入れましょう。]

Food products that can be safely (c  ) after their best-before date will be required to carry a (n  ) saying so, under new labeling guidelines being planned by the Consumer Affairs Agency to reduce the waste of food.
(消費者庁が食品の無駄を減らすために計画している新しい表示のガイドラインで、賞味期限が過ぎても安全に食べられる食品は、その旨を記した注意書きを添付することが義務付けられる。)

これは「賞味期限」に今後添付される予定の注意書きに関する文ですが、このような注意書きを添付できるのであれば、賞味期限はそれを過ぎて食べてもある程度安全だということになります。そうです。賞味期限はその食品が最もおいしく食べられる期間を示します。それに対し消費期限は次のようなものです。

(2)[空所に指定文字で始まる適語を1語入れましょう。]

They (best-before dates) differ from (e  ) dates, which indicate when (p  ) food products become unsafe to eat.
(賞味期限は、傷みやすい食品が安全に食べられなくなる日時を示す消費期限と異なる。)

その期限を過ぎると安全でないかもしれない、つまり食中毒などを起こす可能性があるのが消費期限です。こちらの方はより厳しく守られないと消費者の健康が損なわれる可能性があります。ところが、best-before date は過ぎても少し味が落ちる程度ですから、食品の無駄を減らしたいと考えれば、こちらの制限を少し緩めるのは賢明な方法でしょう。

しかし、飽食の国日本に住む我々消費者は、日付だけ見てどんどん捨てたり、店側も消費者からのクレームを恐れて早めに棚から下ろしているようです。冒頭に出た消費者庁によると、

(3)[空所に指定文字で始まる適語を1語入れましょう。]

The Consumer Affairs Agency believes consumers are partly (r  ) for the situation, and intends to (l  ) educational campaigns to deepen consumers’ understanding of the issue. “Consumers also need to change the way of their thinking,”an agency official said.
(この状況には消費者側にも責任の一端があると消費者庁は考え、この問題への消費者の理解を深めるため、啓蒙活動を開始するつもりだ。「消費者も考え方を変えなければならないのです。」と消費者庁の担当者は述べた。)

ということで、我々も少し意識して、食品の無駄をなくすよう努力する必要がありそうです。

正解:
(1)consumed / notice
(2)expiration / perishable
(3)responsible / launch

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください