サグラダ・ファミリアの将来に暗雲

著名な建築家アントニオ・ガウディが設計した教会、サグラダ・ファミリアはまだ完成していないにもかかわらず大変有名ですが、ここにきてひとつの問題が起こっています。

[空所A~Fを聴き取りましょう。]

The team charged with completing his most ( A ) and final work say they now fear for its future, because of this — preparations for a tunnel to carry a ( B ) train line through here from Madrid up to France.
(彼 [= ガウディ] の最も野心的な最後の作品を完成させる任務を負うチームは、今その将来が心配だと言っている。それは、ここを通過しマドリードからフランスに至る最新式鉄道が通るトンネルの準備が行われているからだ。)

完成すれば交通の便が良くなるので、さらに多くの観光客が訪れると思われますが、何が問題なのでしょう。教会建設の関係者によると、

“This building is a ( C ) monument. The tunnel runs just 1.5 meters from the church and the subsoil is very ( D ).”
(「この建物は世界遺産です。トンネルは教会からわずか1.5メートルのところを通り、底土はとても脆弱です。」)

なるほど、列車を通すためのトンネルが教会に近過ぎるということですね。巨大な建築物の下にはしっかりした土台が必要ですが、トンネルがあってしかも列車の振動が伝われば教会の基礎が崩れる危険性は高まるでしょう。なんとかこの予定を変更させようと、教会側は裁判に訴えていますが、判決が出る前の今でもトンネルの建設は進んでいます。トンネルを建設している市当局は

The city authorities argue the rail link is ( E ) for Barcelona and they have studies to prove it ( F ) the heritage here.
(この路線はバルセロナにとって不可欠で、サグラダ・ファミリアに被害が出ないことを証明する調査もあると市当局は主張している。)

ということで、市当局は路線を変更する気はありません。ちなみに、Fの最初の単語の発音に注意しましょう。wantではなくwon’tです。

さて、裁判の結果と今後の動きが気になるところですが、文化財の保存と都市開発が両立できるとよいですね。

正解:
A: ambitious
B: state-of-the-art
C: world heritage
D: unstable
E: vital
F: won’t harm

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください