マルチタスクの弊害

もしかして今このコラムを読んでいるあなたは仕事の最中ではありませんか。あるいは携帯で誰かと会話をしたりメールのチェックをしてはいませんか。

パソコンや携帯などの機器が発達したおかげで、現代人は一度に多くの作業を行う生活に慣れていますが、どうもそのようなマルチタスクは一般に思われているほど効率的ではないようです。

(1)[空所に指定文字で始まる適語を1語入れましょう。]
Recent research shows that not only does multitasking not (s  ) time, it actually (h  ) your ability to operate efficiently.
(最近の調査によると、マルチタスクは時間を節約しないだけでなく、実のところ効率よく作業する能力を妨げてしまう。)

一度に複数の作業をすれば、時間も節約できるし効率も良いだろうと思われますが、なぜこのようなことになるのでしょう。ある認知科学の専門家はこう述べています。

(2)[空所に指定文字で始まる適語を1語入れましょう。]
Any time you do a task –(wh  ) it’s visual, auditory or otherwise — it draws on a specific set of cognitive operations. The more tasks you perform, the more you draw from that limited pool of resources. It (c  ) (d  ) (t  ) a resource deficit.
(あるタスクをする時は常に、それが視覚的、聴覚的などなんであれ、ある特定の一連の認識操作を利用します。より多くのタスクをすればするほど、その容量に限りのある操作源から引き出すものも多くなります。結局容量不足になってしまうのです。)

ちょうどパソコンでいろいろなソフトを一度に立ち上げるとメモリー不足から動きが悪くなるのと似ています。

また、時間のロスもあるようで、次のように説明しています。

(3)[空所に指定文字で始まる適語を1語入れましょう。]
It (t  ) the brain time to get reoriented. Even if you jump right into the next project, you’re not going to (im  ) get in the swing of things, so to speak.
(新しい作業に切り替えるには脳に時間が必要なのです。次の作業にすぐに移っても、言ってみれば、すぐに本調子にはならないのです。)

なるほど、ひとつの作業から次の作業へ移る時、脳が次の作業に馴染むのに時間がかかるわけですね。これではせっかく一度にいろいろやってみてもトータルでは時間のロスになってしまうわけです。

忙しい現代、なかなかひとつのことだけするのは難しいかもしれませんが、筆者はメールへの返事は急がなくても大丈夫だと周囲を説得したり、通信機器を使いすぎないよう注意し、ひとつの作業に集中する習慣(モノタスク)を身につけるよう勧めています。その方がより短時間で多くの質の高い作業ができると述べています。

正解:
(1) save / hinders
(2) whether / comes down to
(3) takes / immediately

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