夜のディズニーランド

子供はもちろん大人も楽しめる夢の遊園地として世界中で愛されているディズニーランド。我々一般客は開園中の姿しか知りませんが、夜のディズニーランドはどうなっているのでしょう。今回はその話題です。

(1)[空所に指定文字で始まる適語を1語入れましょう。]
On Main Street, custodians (s  ) chewing gum off the sidewalk. And over at Mickey’s Toontown, painters (s  ) and recoat chipped handrails.
(メインストリートでは、管理係がチューインガムを歩道から擦り取る。そして向かいのミッキーのトゥーンタウンでは、ペンキ職人がはげた手すりにヤスリをかけ上塗りをする。)

どこの遊園地でも閉園後、ある程度の補修や清掃は行なわれるでしょうが、ディズニーランドはかなり徹底しているようです。その理由は、

(2)[空所に指定文字で始まる適語を1語入れましょう。]
“The primary goal of the after-hours crew is to pursue Disney’s vision of an (i  ) land, (f ) of the litter and grime of the outside world.
(閉園後の係員の主な目的は、外界のゴミや汚れが皆無で、染み一つ無い清潔な遊園地というディズニーの理想を追求することだ。)

つまりこれは、創設者ディズニーの企業理念に基づく行為というわけです。創設当初はディズニー自身も目を光らせていて、電球は切れる前に取り替え、ゴミ箱はいっぱいになる前に空にするなど、細かく管理スケジュールができていたようです。そういえば、東京ディズニーランドも日本の他の遊園地に比べ、非常にきれいだという印象があります。

しかし、その理想の追求が危うくなった時代もあったようです。

(3)[空所に指定文字で始まる適語を1語入れましょう。]
Longtime park fans say Disneyland hasn’t always sparkled. In the mid-1990s, they say, park managers (t  ) (a  ) (f  ) Disney’s emphasis on cleanliness to save on maintenance costs.
(ディズニーランドはいつも輝いていたわけではないと、長年の遊園地ファンは言う。彼らによれば、1990年代半ば、遊園地管理者は維持費を節約するため、ディズニーの清潔重視に背を向けた。)

10年程は本当にひどい状態だったようです。しかし、それではディズニーランドの名がすたるということで、2005年のディズニーランド50周年を機に、再び完璧にきれいな遊園地を目指すようになりました。

今では、開園間際まで夜の係員が掃除や補修をしています。その傍で、客を迎える係員が次のように開園を待ちわびて並ぶ客に呼びかけます。

(4)[空所に指定文字で始まる適語を1語入れましょう。]
We are about to open the original and most famous theme park in the world,” he calls out, igniting cheers from throngs of (fid  ) children.
(「まもなく世界で最も有名なテーマパークのオリジナル版が開園します。」と彼は呼びかけ、そわそわする子供たちの群れから歓声を引き起こす。)

このように係員が誇りを持って客に呼びかけられる背後には、相当な企業努力があると言えるでしょう。

正解:
(1) scrape / sand
(2) immaculate / free
(3) turn away from
(4) fidgeting

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