アルゼンチン版拉致被害者

日本で拉致被害者と言えば、北朝鮮に連れて行かれた人々をすぐ思い出しますが、アルゼンチンにも拉致被害があります。しかし、この国の拉致被害は、ならず者国家による陰謀ではなく、もっと身近な犯罪組織によるものです。

[空所、A、B、C、Dを聴き取りましょう。]
In 2002, Susana Trimarco’s daughter Marita disappeared from her home in northern Argentina, a suspected victim of a ( A ) network.

昔の日本では、貧しい家の娘が家計を助けるため売春宿に売られるということがあり、それを元に悲恋物語なども作られたようですが、アルゼンチンでもTrimarcoさんが拉致された娘をどうにかして取り戻そうとする奮闘が人々の同情を呼び、とうとうメロドラマになりました。しかし、彼女の娘が唯一の被害者ではなく、

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「崖の上のポニョ」は見ましたか?

宮崎駿監督のアニメはいつもヒットして評判がいいですね。ずっと前から大ファンという方もいらっしゃるでしょう。今年公開された「崖の上のポニョ」(英題 “Ponyo on the Cliff by the Sea”)も人気があるようです。

さて、今週取り扱った記事によるとストーリーはざっと次のようになります。

[かっこの中に日本語訳に合う英語を一語づつ入れましょう。頭文字は示してあります。]

The plotline centers on a half-girl, half-fish creature named Ponyo, who (w__ ) (u__ ) on the shores of a small Japanese fishing village. However, she is quickly (r__ ) by a young boy named Sousuke. They end up falling in love, which drives Ponyo to flee from her somewhat demonic father in the hopes of becoming a (f__ ) human child.
(物語の筋はポニョという名の半人半魚を中心とし、ポニョは日本の小さな漁村の海岸に打ち上げられる。しかし、彼女は速やかに宗介という名の少年に救助される。ふたりは結局恋に落ちることになり、それがきっかけとなりポニョは少し悪魔的な父親から逃れて、完全な人間の子供になりたいと願う。)

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「超気持ちいい」を英語で言うと

今年の夏はオリンピックで盛り上がりましたね。さまざまなドラマがあり、日本人選手も各分野で活躍しました。前半のハイライトは何と言っても北島康介選手のふたつの金メダルでしたね。”double double”(二大会連続二冠)を取った北島選手は、西洋人から見ると、かなり小柄に見えるらしく、ひとつの記事の中で何度もそのことに触れています。

[かっこの中に日本語訳に合う英語を一語づつ入れましょう。頭文字は示してあります。]
まずは8冠を取ったMichael Phelps選手との比較。

Kosuke Kitajima is about (h___ ) the (s___ ) of Michael Phelps.
(北島康介はマイケル・フェルプスの約半分位の体格だ。)

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ハリポタの作者はもう書かない?

J.K.Rowling作のHarry Potter series は誰もが知っている児童文学の世界的名作ですね。新作が出る度に世界中が湧きかえり、それが映画化されるとまた大騒ぎで今まで話題に事欠かない存在でした。そんなHarry Potter seriesで今話題になっているのが、

A: 盗作 [ p_________________ ] (pで始まる単語)

です。盗作と言っても、ストーリーがそっくりの別な物語が書かれたわけではなく、Harry Potter seriesの手引書(companion books)の類です。もちろん今までもそんな本が無かったわけではなく、著者のRowling自身もさして気にして来なかったようなのですが、この度出版された “The Harry Potter Lexicon”にはご立腹の様子で、訴訟を起こしています。

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インドの先生はヒツジも数える

IT産業などの躍進目覚しいインドですが、地方の生活はまだまだ遅れているようです。公立小学校に通う子供たちは、イスもろくに無い教室で、使い古した教科書を使って勉強しています。それでも先生さえちゃんと教えてくれればよいのですが、肝心の先生がふいといなくなるのだそうです。それはサボっているのではなく、政府当局に教育以外の様々な用事でかり出されるためだそうです。用事の中には選挙や国勢調査の手伝いなどがありますが、なんとウシやヒツジなどの家畜を数えに行く仕事までさせられることがあります。頻繁に正規の先生がいなくなるので、地元の慈善団体がextra instructor(臨時講師)を提供しています。
先生自身が

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ゴキブリで ”Heads rolled” ?


カスピ海に面した小さな国、トルクメニスタンのテレビ局でのお話。

ある晩、ニュースキャスターが真面目な顔でニュース原稿を読み上げていたら、何やら小さな黒い動く物体がキャスター前の机上をチョロチョロ。なんとそれは事もあろうに一匹の立派なゴキブリ様でした。この様子はしっかり放映されてしまいました。ご丁寧に翌朝再放送までされ、番組のスタッフは ”Heads rolled” となりました。さてこの意味は?

1気が動転して頭がくらくらした。
2 解決策を求めて頭脳をフル回転させた。
3 責任を取らされて首になった。

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