これは個人のダイエット歴ではありません。イギリスが第二次世界大戦後の配給制度を終え人々がダイエットに夢中なり始めて以来、約40年経っているということです。今回はその結果について論じたコラムです。
(1)[空所に指定文字で始まる適語を1語入れましょう。]Over the decades, our average body shape has got bigger, partly (th ) (t ) a huge variety of processed foods and snacks which weren’t available to our grandmothers, as well as a (s ) lifestyle.
(この数十年で、我々の平均的体型は大きくなった。それは座りがちな生活スタイルはもちろん、祖母たちは手に入らなかった莫大な種類の加工食品やスナックも一因である。)
こう述べている筆者はダイエット関連の文筆家です。自身が痩身や栄養に興味を持ち、国民を啓蒙しようと務めてきたのですが、結果は失敗だったと言います。筆者はダイエット産業を批判しています。
(2)[空所に指定文字で始まる適語を1語入れましょう。]
It is a juggernaut which (fe ) (o ) every woman’s guilt, insecurity and wish to be desired, and persuades us (ti ) (a ) (ag ) to join a club, buy a meal replacement or order a new diet book.
(それ[=ダイエット産業]はすべての女性が持つ罪の意識、不安そして望まれたいという希望を食い物にし、我々をクラブに入り、食事代替食品を購入し、新しいダイエット本を買うよう何度も何度も説得する巨大な存在だ。)
そしてそうしたやり方で収益を上げるダイエット産業を筆者はone big con つまり「ひとつの大きな詐欺」とまで言います。女性は決して知性が無いわけでも論理性に欠けるわけでもありませんが、
(3)[空所に指定文字で始まる適語を1語入れましょう。]
But dangle a completely bizarre new diet plan in front of our noses, and it becomes — (r ) (o ) any lack of real evidence — our latest great hope.
(しかし、全く奇妙な新しいダイエット計画を鼻先にぶら下げられると、実際の証拠がいかに乏しくても、我々の新たな大きな希望となる。)
ところで上文の dangleは動詞ですが、主語がありません。これは命令形になっているためです。カンマの後のand と呼応して「~すれば … になる。」という意味を表します。
さて、最後に筆者は次のように締めくくっています。
The diet industry doesn’t really want women to be slim, because if we were all a healthy size 10, who would ever again buy a diet book or product?
(ダイエット産業は女性にスリムになって欲しいと本当に思っているわけではない。もし我々が皆健康的なサイズ10になれば、再びダイエット本や製品を買う人はいないだろうから。)
この言葉、皆さんはどう思われるでしょうか。
正解:
(1)thanks to / sedentary
(2)feeds on / time and again
(3)regardless / of