死というキャリア戦略

自殺願望も無いのに、好き好んで早死にする人はいないでしょうが、キャリア戦略としてあり得るかもしれない、というショッキングな出だしで始まる記事は面白い方向へ展開します。
Marilyn Monroe やJames Deanはいずれも早世した大スターで、彼らが永遠のスターであるのは早死にしたからだと一般に思われています。人々の記憶に残るのは、若いままのイメージで、

We never were forced to see an aging, fat Marilyn Monroe or watch James Dean hawk Great Love Songs of the ’50s boxed CD sets on late-night TV.
(年を取って太ったマリリン・モンローを見たり、深夜のテレビでジェイムズ・ディーンが50年代のラブソング名曲集のCDセットを売り込む姿を見せられることはなかった。)

従って、

We love them (a__) (t__ ) (m__ ).
(我々は彼らをなおさら愛するのだ。)
[括弧内に適語を一語入れましょう。最初の文字は指定してあります。]

なるほど、納得できそうな理由づけですが、筆者はこの思い込みに反論します。死後も人々の心に残るスターは存命中から抜きん出ていたのだと主張し, 死んだ時のイメージは必ずしも決定的なものではないと、かのElvis Presleyの例を挙げています。

Elvis didn’t die at 27; he was 42, an (o___ ) drug abuser who (e___ ) on the toilet.
(エルビスは27才で死んだのではない。彼は42才で、トイレで息を引き取った肥満の麻薬常習者だった。)
[括弧内に適語を一語入れましょう。最初の文字は指定してあります。]

しかし、このようにあまり若くなく、しかもみっともない死に方をしても、Presleyは今でも大スターです。彼は故人になった有名人の長者番付のトップで、昨年は5,200万ドルの収入があったそうです。そんな長者番付があるのも面白いですが、死んだ後の方が稼げるとしたら、死をキャリア戦略と見なす人が出てくるでしょうか。

 

 

正解:
Thus, we love them (all) (the) (more).
Elvis didn’t die at 27; he was 42, an (obese) drug abuser who (expired) on the toilet

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