人種のるつぼと言われるアメリカで人種が異なる人たちの間での結婚は当たりまえと思われるかもしれませんが、40年位前はまだそうではなかったようです。
[空所A~Eを聴き取りましょう。]
There’s ( A ) that I must tell you. This is John.
「他に言わなくてはならないことがあるの。こちらがジョンよ。」
これは “Guess Who’s Coming to Dinner” (1967年公開)という映画のワンシーンです。白人の女性が黒人の恋人を両親に紹介するのに非常に勇気が要る時代だったことを象徴するような話し方ですね。
ところが現在では、ある調査によると
Based on the latest ( B ) data, the Pew research center conducted a study that shows Hispanics, Asians, Blacks and Whites are all marrying ( C ) at record highs.
(最新の国勢調査に基づいてピュー・リサーチ・センターが行った調査によると、ラテンアメリカ系やアジア系の人々、黒人そして白人全てが記録的な数で異人種間結婚している。)
黒人を親に持つ人が大統領になっている現在、こうした傾向は不思議ではなく、アメリカが人種を超えた社会になりつつあることを示しているのでしょう。
しかし、次のような現象も起こっています。
In 2008, 22% of all black male newlyweds married a non-Black. Just 9% of ( D ) newlyweds.
(2008年には、新たに結婚した黒人男性の22パーセントが黒人以外の女性と結婚しています。黒人以外の男性と結婚した黒人女性はわずか9パーセントでした。)
このように、詳しく見るといろいろあるでしょうが、全体としては
Color lines are ( ), and that’s good news.
(人種の境界線は以前より曖昧になってきているが、それはよいことだ。)
正解:
A: something else
B: census
C: outside their race
D: all black female
E: becoming more blurred