ミレニアム・シード・バンク

まず次の音声を聞いてみましょう。
[空所A~Fを聴き取りましょう。]

Scientists at this laboratory in the Millennium Seed Bank in Sussex are ( A ) vital research into our ( B ).
(サセックス州ミレニアム・シード・バンクのこの実験室にいる科学者たちは、我々の未来の生活について重要な研究を行っている。)

いったい何の研究でしょうか。実験室がある施設の名称から想像が付くように、種を集めて研究しているのです。しかも、世界中からあらゆる種を集めています。もちろん全ての種類を揃えることは最終目標で、現在のところ今後10年で世界の4分の1を集める計画ですが、すでにイギリスのこの種銀行には中国からの種も到着しています。集められた種はマイナス摂氏20度の貯蔵庫に保存されます。貯蔵する目的は、

It’s all to help ( C ) for hundreds of years and ( D ) in climate change and medical research.
(それは全て、種を何百年間も生存させるためで、気候変動や医学研究の面で将来それらの使用が重要となる。)

人類の生き残りに植物が果す役割は大きいため、今ある植物の種を出来るだけ残し、必要に応じて復活させようというわけです。種ですからあまり場所は取らないかもしれませんが、地球上にあるもの全てとなると膨大の数でしょう。そこでどうしても出てくるのが資金面の問題です。

The problem they’re facing is ( E ). It’s thought the next step for research will cost around £100 million — money the center ( F ) to learn more about the world’s plant life.
(彼らが直面している問題は資金調達だ。次段階の研究には約1億ポンドかかると考えられている。これは世界の植物の生態をさらに知るためこのセンターが是非とも必要とする金額である。)

我々が知らないところで、未来の世代のためにこつこつと種を集め研究している人々がいるのですね。資金調達がうまく行けば、こうした努力で将来人類が救われることになるかも知れません。

正解:
A: carrying out
B: future way of life
C: keep them alive
D: their future use is important
E: funding
F: desperately needs

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