映画のようなホントの話

スェーデンで映画に出てくるような強盗事件がありました。

[空所A~Fを聴き取りましょう。]
Burglars in Sweden ( A ) a daring predawn ( B) in Stockholm today.
(スエェーデンの強盗が今日ストックホルムで、大胆な夜明け前の強奪をやってのけました。)

音声は少し速いですが、一語一語ははっきりと発音しています。ここでpull off「(困難なこと)をうまくやり遂げる、成功する」は覚えておきましょう。英検1級などの試験で出そうな表現です。

さて、夜明け前の強盗だけなら、それほど珍しいことではなく、どこにでもある盗難ニュースかと思いますが、手口を聞くとびっくりします。

The thieves used a stolen ( C ) to engineer a spectacular raid on a cash depot.
(窃盗団は盗んだヘリコプターと爆発物を使い、現金保管施設をものの見事に襲撃しました。)

ヘリコプターを使うとは何とも大掛かりな窃盗です。もっと詳しく紹介すると、

They ( D ) the building, ( E ) the roof and ( F ) a window before police could deploy their own choppers.
(彼らは建物の上空を飛び、屋根の上に降り、窓を壊しましたが、警察のヘリコプターが配置されたのはその後でした。)

chopperはヘリコプターの口語的な言い方です。これも覚えておくとよいでしょう。beforeは「~の前に」という意味ですが、事の起こった順番で考えると、「(A) before (B)」の場合、「(A)が起こって、その後(B)が起こった」と意味を取っても同じことです。「(B)の前に(A)」と理解するより、文章の順番通りなので、速やかな理解ができます。特にリスニングでは有効な理解方法です。

警察を出し抜いた窃盗団はまんまと現金を持ってヘリコプターで逃走しましたが、その後容疑者が逮捕されたようです。映画の中では逃げおおせることもありますが、現実には難しかったようです。

正解:
A: pulled off
B: heist
C: helicopter and explosives
D: flew over
E: jumped onto
F: smashed

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