“Every time Obama comes on television now, the collective blood pressure in the United States goes down 10 points.”
(今オバマ氏がテレビに出る度に、米国全体の血圧は10ポイント下がります。) こんな発言をあなたは信じますか。オバマ大統領はこの閉塞的な社会情勢の中、救世主のような存在として、多くの人々に支持されていますが、アメリカ国民の血圧にも直接影響を与えるほどインパクトがあるものかと驚いてしまいます。 もちろん、これは比ゆ的な意味で、ある民主党議員がオバマ大統領の穏やかな気質を褒め称えた文ですが、これを真面目に解釈しようとする記事がありました。
(1)[空所に指定文字で始まる適語を1語入れましょう。]
“Imagine for a moment the (p ) (t ) Obama’s speeches actually do lower listeners’ blood pressure.”
(オバマ氏のスピーチが聞く人の血圧を本当に下げるという可能性をちょっと想像してみよう。)
高血圧は心臓疾患の大きなリスク要因ですので、血圧が下がれば心臓発作も減るかも知れません。筆者は次のように続けます。
(2)[空所に指定文字で始まる適語を1語入れましょう。]
If Obama’s (s ) (p ) on the national stage has led to a drop-off in heart attacks, researchers should be able to confirm it by comparing heart attack rates before and after Obama was elected.
(国政の舞台における心を和ませるオバマ氏の存在が、結果的に心臓発作の減少につながったのであれば、研究者たちは大統領の選出前後の心臓発作率を比較することで、それを確認できるはずだ。)
さらに、オバマ支持、不支持の都市や州ごとの選挙前後の心臓発作の発症率を比較すればより明確に対比できるとしています。
(3)[空所に入る適語を選びましょう。]
“If heart attacks have decreased in ( a ) since early November and have increased in ( b ), that would be an intriguing clue.”
(もし11月初旬以来民主党支持の州で心臓発作が減り、共和党支持の州で増えたのであれば、それは興味深い手がかりとなるだろう。)
(A) red states (B) yellow states (C) green states (D) blue states
こんな調査結果が本当に出たら、大統領の責任は更に大きくなってしまいそうです。 ちなみに、民主党、共和党の色分けは、マスコミで選挙に勝利した州を表すマップに使われています。
注:上の画像は小浜市の「オバマを勝手に応援する会」のイラストを借用したものです
正解:
(1)possibility / that
(2)soothing / presence
(3)a – (D) (民主党支持の州) b – (A) (共和党支持の州)