携帯の使い過ぎにご注意

携帯電話は今や日常生活に不可欠なものであると言っていいでしょう。先進国ではほとんどの人々が所有しているのが現状です。そんな中、自身も携帯を使用しているけれども、周囲の使いすぎに閉口し、警告している人がいます。

(1)[空所に指定文字で始まる適語を1語入れましょう。]

It has become (ev  ) that many people prefer the social media on their phones (t  ) actual human contact.
(実際の人間の触れ合いよりも携帯上のソーシャルメディアを好む人が多くなっているのは明らかである。)

こうした状況の具体例として、筆者は参加した仕事関連の食事会の様子を述べています。出席した人々の優に半分以上は目の前に他の参加者がいるにもかからず、話もせずに携帯を取り出してひたすらいじっていたそうです。この光景にはさすがに筆者も驚き、緊急時以外はこうした人が集まる場所では携帯を使うべきではないと注意しています。

さらに使い過ぎの危険性に説得力を持たせるために持ち出したのが携帯によるコミュニケーションの疎外です。その根拠は、

(2)[空所に指定文字で始まる適語を1語入れましょう。]

Researchers have said that 90 percent of what people are trying to (con  ) happens in their (ph  ) movements.
(人々が伝えようとすることの90%が身体の動きで起こると研究者は言っている。)

つまり携帯だけでコミュニケーションを取ろうとすると90%の残りにあたる10%しか相手に伝えたいことが伝わらないと言うのです。そういえば、メールで自分の意図が誤解されたことはありませんか。直接面と向かって話している場合は、同じ言葉でも表情などで相手が受ける印象がずいぶん変わることがあります。

今の若者は小学生の頃から携帯を使っていますが、人との直接的な交わりを避け携帯で会話する傾向が続くとこの先どんなことになるでしょうか。筆者はある例を警告として取り上げています。ある女子高校生が語った彼女のボーイフレンドについてです。

(3)[空所に指定文字で始まる適語を1語入れましょう。]

“We basically only had a texting relationship, and it made it to where (w ) we were (i ) (p ), he wouldn’t hold my hand. But when we talked in texts, he would be affectionate … he’d tell me how pretty I looked that day, but he had a harder time telling me (i ) (p ).”
(「基本的にメールだけの関係だったため、実際に面と向かったとき、彼は私の手を握ろうとしなかったほどです。でもメールで話すと、彼は優しくて、…その日私がどんなにかわいく見えたかよく言ってくれました。でも直接私に言うのは難しかったみたい。」)

ついつい何でも携帯で済ませようとしているあなた、たまには直接会って話した方がいいかもしれませんよ。

正解:
(1) evident / to
(2) convey / physical
(3) when / in person / in personF: crammed

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