ある若い女性があることをして臨時収入を得ました。
[空所A~Gを聴き取りましょう。]
“In the two years that I did it, it was just under ( A ). Having some income was very ( B ) for me at that time in my life.”
(それをした二年間で、10万ドル弱くらいになったわ。人生のあの時期に収入が得られてとても助かったわ。)
10万ドルと言えばかなりの額です。普通の若い女性が何故こんなに儲けられたのでしょう。
別の女性は次のように言います。
“Hey, that would be me, ( C ) Barbie. And Barbies ( D ). Okay.”
(そう、それなら私です。典型的なバービー人形のようです。バービーはすぐに売れるのですね。分かりました。)
いったい何を売ろうとしているのでしょう。容姿が関係しているようなので、モデルや風俗の類かと思いきや、実は彼女たちは自分の卵子を売っているのです。人間の臓器売買は禁止されていますが、卵子を売るのはアメリカでは自由です。民間の医療団体が謝礼は1万ドル以下というガイドラインを作っていますが、取り締まる法律がないためそれを超えても違法ではありません。
容姿の他に、頭脳の明晰さもポイントが高くなります。
A recent study of college newspaper ads found that for ( E ) 100-point difference in a university’s average SAT score, the agency advertised an ( F ) of over $2,000 in fees.
(大学新聞の広告を調べた最近の調査で、SAT(大学進学適正試験)の大学平均点を100ポイント上回るごとに、卵子提供代理店は料金を2,000ドル以上げる広告を出していることが分かった。)
このように、容姿や頭の良い若い女性の卵子にはかなりの金額がつきます。ガイドラインを大きく超える25,000ドルは珍しくなく、中には50,000ドルもの値をつける卵子もあるようです。
一方、卵子提供の謝礼として大金を払うことに批判も出ています。しかし、最初に出た女性は次のように言います。
“We live in a ( G ), and there shouldn’t be a cap.”
(私たちは自由経済社会に生きているのですから、金額の上限を設けるべきではありません。)
さて、こうした意見、皆さんはどう思われるのでしょうか。
正解:
A: $100,000
B: helpful
C: typical
D: go quick
E: every
F: increase
G: free market society