Turin Shroud

今、イタリアでTurin Shroudが10年ぶりに一般公開され多くの人々が見物に訪れています。日本語では「トリノの聖骸布(せいがいふ)」と訳され、長さ4メートル位の布切れですが、次のような特徴があります。

[空所A~Fを聴き取りましょう。]

It shows the image of a ( A ) man and what looks like a crown of thorns. Elsewhere what appear to be ( B ) of blood are on the hands and feet, the marks of crucifixion.
(それはひげを生やした男性といばらの冠のようなものを示している。その他の場所には、血痕のようなものが手や足にあり、それは磔の印しだ。)

これはどうもイエス・キリストが磔になった場面を描いているようだということは、キリスト教信者でなくてもすぐ思いつくでしょう。しかし、この布は壁にかけて鑑賞するタペストリーなどではありません。

( C ) by many as one of the greatest icons in Christianity, the Turin Shroud, which they believe is the ( D ) cloth of Jesus.
(多くの人々にキリスト教最大の象徴のひとつとして崇められる「トリノの聖骸布」はイエスの遺体を包んだ布だと信じられている。)

ということは、この布にあるキリスト像は描かれたものではなく、実際のキリストの姿が布に映って浮き出たものなのでしょう。これが本当であればキリストの奇跡が本当に信じられる大変貴重な遺品になります。

そこで、真偽のほどを確かめるために22年前にcarbon dating (放射性炭素年代測定)が行なわれ、以下の結果が出ました。

Three teams of experts ( E ) it was made between 1260 and 1370, suggesting it was no more than a Medieval ( F ).
(3つの専門家集団が、それが1260年から1370年の間に作られたと結論付け、中世の贋作に過ぎないこと示唆した。)

その後、他の科学者やローマ教皇庁が異議を唱え、贋作にしてはあまりに精巧すぎると主張しています。

真偽のほどは不明ですが、人々を引きつける魔力がこの布にはあるようです。

正解:
A: bearded
B: stains
C: Venerated
D: burial
E: concluded
F: forgery

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