ワインを飲んでメタボを防ごう

赤ワインが健康に良いという話はよく聞きます。そこに含まれるポリフェノールに強い抗酸化作用があるためと言われていますが、新たな研究によると、赤ワインにはresveratrol(レスベラトロール)という耳慣れない化学物質も含まれ、これが脂肪の蓄積を抑える効果があるそうです。

太りすぎの弊害が叫ばれる昨今、体重はなるべく増えないように維持したいものですが、なかなか難しいですね。食べなければ太らないとわかってはいても、おいしい物がそばにあればついつい…。単純に食べた分だけ太るのだから仕方がないか、と思っている方には朗報です。resveratrolがその単純な仕組みを変えてくれるのです。

そもそも、脂肪細胞の数は生まれつき一定であると従来は思われていました。ところが最近の研究によると、分裂してどんな組織にもなるstem cell(幹細胞)は大人や年齢を重ねても脂肪細胞に成長していくことが分かっています。resveratrolはそんな細胞、つまり将来完全な脂肪細胞になる可能性のある初期の脂肪細胞 ( A ) fat cells の数を抑える効果があるそうです。摂取した脂肪や炭水化物が脂肪細胞の成長に使われないなら、それは分解され( B )燃焼され( C )、結局 より活発に代謝され( D )、体内に蓄積されにくくなるというわけです。

[括弧A、B、C、D入る適語は何でしょう。Aはnで始まりtで終わる単語、Bはそれぞれb, dで始まる2つの単語、Cはbで始まる単語、Dはmで始まる単語です。]

うれしいではありませんか。つまり運動しなければ食べた分だけ太るという仕組みがresveratrolによって変えられるのです。これで昔からアメリカ人が羨ましがっている French paradox(フランス人は脂肪分が多い食事を取るのにあまり太っていないという矛盾)の謎が解けます。フランス人はワインが大好きですから。

では我々もフランス人に倣って、優雅においしい食事を楽しみながら、スリムな体型を保ちましょうか。

 

正解:
A:nascent  B:broken down C:burned D:metabolized

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