メタボ検診で “Strikeout”

日本で今年4月からメタボ検診が始まりましたね。健康診断のとき、40歳から74歳までの人々の腹囲を測って、基準を超えていたら程度に応じて生活改善指導を受けるというものです。政府の意図は、これで生活習慣病予備軍の人々の健康を向上させ、医療費を削減しようというものです。ところが、健康を気にし過ぎる人々が増えて、過剰投薬から医療費がかえって増えるのでではないかという意見もあります。現に設けられている腹囲の基準はかなり厳しく、ある尼崎在住の男性はメタボ検診でこんな体験をしました。

(下の日本語を参考にして括弧に適切な語を入れましょう。それぞれb、dで始まる単語です)

When his turn came, Nogiri, the flower-shop owner, entered a booth where he bared his midriff, exposing a flat stomach with (b_____) (d_____) love handles.
(順番が来ると、花屋の主人野霧さんは腹部を出すブースに入り、贅肉がほとんど認められない平らなお腹を出した。)

野霧さんは太っていないようですから、測定結果はセーフかと思いきや、基準をわずかに超えていたのです。そこで

 ”Strikeout,” he said, defeat spreading across his face.
(「アウトだ。」と彼は言い、敗北の表情が顔一杯に広がった。)

と相成りました。

ところで上の英文中の ”love handles” は面白い表現ですね。「贅肉」のことですが、腹部の贅肉に限られています。どうしてなのかはなんとなく分かりますね。

 

 

正解:
barely discernible

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