at the pump(s)って何だ!!

皆さん、こんにちは。新しい年になりました。今年は(も?)良い年になるといいですね。

さて、冒頭のat the pump(s) と聞いて何を連想しますか?ポンプ?それとも靴のパンブス?

実はこの表現、現在開講しているBuildupコースの中で扱った表現です。生徒さんの中にはat the pump(s)と聞いて何だろうと思われた方も結構いらっしゃったようです。

では、前後の文を見てみましょう。
For the first time since Hurricane Sandy struck, many in New Jersey tried getting to work today but faced painfully long lineups at the pumps. And about 20,000 others are still trapped in their homes with no power.

昨年アメリカで”Sandy”と名付けられた大型のハリケーンが甚大な被害をもたらしましたが、ハリケーンが去った後のNew Jerseyの状況を描写したものです。
get to workは「仕事に行く」 long lineupsは「長蛇の列」で、lineup「列」はカナダでよく使われる表現で、lineと同じ意味です。

「仕事に行こうとしたが、at the pumpsで長蛇の列に遭った」ということですが、アメリカ社会は車社会であることは皆さんご存知でしょう。

imageこれでお分かりでしょうか。at the pump(s)は「ガソリンスタンド」のことです。gas station(米)、petrol station(英)は一般的ですが、こうした表現もあります。ニュースでガソリン価格に関連してよく用いられます。

The price at the pump is expected to dip slightly through 2014, according to government forecasts.
(政府の予測によると、ガソリン価格は2014まで若干下がりそうである。)

ちなみに、gasoline stand「ガソリンスタンド」は和製英語です。また、「pain at the pump」という表現もあります。ガソリン価格が高く負担になることを意味します。

While higher gasoline prices caused families pain at the pump, they were a boon to oil companies.
(ガソリン価格の値上がりは家庭には痛いが、石油会社にとっては恵みであった。)

最後に、Hurricane Sandyの中にあるpainfullyにも注意しましょう。「非常に(= very)」という意味で、long lineupsのlong を強調しています。以下の文も同じ使われ方です。

At some point on my recent trip, I became painfully aware that travel can have many unexpected expenses.
(最近行った旅行のある時点で、旅行は多くの予想外の出費がかさむことがあることを私は痛感した。)

では、次回またお会いしましょう。

 

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